低体温を改善するのは日本人の主食、米だった!

ライス

昔は「米は毎日食べるもの」が普通でしたが、最近では一日米を食べずに過ごす人も少なくありません。パンやラーメン、パスタ、うどんなど、米を主食としない食事メニューが増えてきているのが実情です。財務省の家計調査では、家系においての米の購入費が減少していると明らかになっており、平成22年度はパンが米の購入費を上回るという現象がおこりました。しかし米は健康維持には、はずせない食べ物であり、低体温にも大きく関係があります。今一度、米のパワーを見直してみませんか。

 

米を食べると太るは勘違い

炭水化物をぬくダイエットというのが、一時期流行っていましたが、食事の「主食」となるものを抜くことは体にとってあまりおすすめできません。イメージ的に米は太ると思われがちですが、実は逆です。でんぷんを体内に吸収するために、よく噛んで消化液で分解する必要があります。小麦が原料となっているパンや麺は、粉状にしてからの加工品であるため、分解が容易なのに対し、米は粒なので、パンや麺に比べて消化に時間がかかります。これは、血糖値をゆっくり上昇させるため、パンや面よりも太りにくい主食であると言えます。米の主な成分は炭水化物ですが、炭水化物は「糖質」と「食物繊維」にわけられます。人間の脳はエネルギーとして利用できるのは糖質しかないと言われ、糖質がなければエネルギー供給ができず脳の活動が弱まります。人間の体に必要なエネルギーの50~60%は炭水化物からの摂取が理想とされているため、炭水化物は重要な栄養素です。しかし、パンから摂取すると消化吸収が良いため、腹もちがしにくく、満腹感が得られにくいため、ついつい食べ過ぎてしまいます。過度なダイエットやバランスの悪いダイエットは低体温をひきおこしやすく、健康維持も難しくなります。また低体温改善には米がおすすめで、低体温でのダイエットの成功率は低いとも言われています。

 

米が体温をあげる

炭水化物(糖質)はエネルギーのもとになります。体にとって一番のスタミナ源となるのは米です。米は代謝をあげ、脳機能を安定させるため、体温をもあげてくれます。つまり低体温に、米はかかせないのです。米は米でも白米はうま味の多い部分だけを残しているため味は良いですが、栄養分は玄米に劣ります。しかし玄米は消化が悪いため、お腹が弱い方には不向きで、もたれやすいため、いつも以上の咀嚼が必要です。そんな方は雑穀を白米に混ぜると良いでしょう。玄米を代表とする雑穀米には、食物繊維やビタミンが多く含まれているため、血流を良くし、便秘を改善するため、基礎代謝が上がります。基礎代謝が低いと低体温の原因となります。主食を米や雑穀、玄米中心にして低体温を改善しましょう。

 

まとめ

お洒落なパンやパスタなど、小麦を主食にする食生活は低体温を引き起こします。炭水化物は太るというイメージから、ダイエットの敵と思われがちですが、むしろ米はダイエットの手助けとなり、低体温の改善にもつながります。食事は米中心にバランス良くとりましょう。バランスの良さから近年、日本食が世界的に注目されています。

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