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低体温の平熱、高熱の基準が知りたい!

人間の身体は本来、37度前後に一定に保たれています。子供は体温がやや高め。高齢になるとやや低めになる傾向があります。さらに平熱は、個人によっても大きく異なります。37度の微熱は、熱があると言えるのでしょうか?また高熱の基準はあるのでしょうか?

自分の平熱を測ることが大切

健康な日本人の平熱の平均は36.89度、36.6度~37.2度の範囲が平熱の基準と言われています。また感染症法では、37.5度以上を「発熱」、38度以上を「高熱」と分類しています。体温は個人差が大きいため、自分の平熱を普段測っておき、体温の上下によって「発熱」「高熱」を自分で判断することが大切です。平常時の体温より0.5~0.7度上昇している場合「熱がある」と判断できます。

低体温は、平熱が36度以下の人のことを言います。37度の微熱でも38度の発熱と同様の負担が身体にかかると考えることができます。

低体温では生体防衛機能が作用しない

解熱剤が開発された当時は、とにかく熱を下げることが大切でした。現在は、発熱は身体を守るための生体防衛機能のひとつとして理解されています。ウィルスなどの病原菌は低温の方が繁殖しやすいと言う性質を持っているので、発熱することによりそれを抑制しているのです。平熱が36度以下の低体温の人は、発熱していてもこの免疫機能が作用しにくいばかりか、ガン細胞は35度でその活動が活発になると言われ、思いのほか疾患リスクが高いのです。高熱が出ないから重い症状ではないと安易に考えるのではなく、平熱との差を見ながら、あなた自身の体調変化に応じて対処していくことが肝心です。また、平熱を出来るだけ37度に近づけるように、普段から食事や運動、入浴など身体を温める工夫を始めましょう。

まとめ

健康のバロメーターと言われる体温ですが、平熱は人さまざま。1日の中でも起床時は低く、午後に上昇して、あなたの身体をウィルス・細菌などの外敵から守っています。あなた自身の平熱を知ることは低体温を改善する健康管理への第一歩です。