クーラーがもたらす、室内で起こりうる低体温症の恐怖!

エアコン

夏の室内で起こる低体温はクーラーが原因です。クーラーの効きが強い環境にいると、自律神経の機能が乱れてきます。人間の体は、暑くなると皮膚の下の血管を拡張して熱を逃そうとするのに、クーラーに長時間あたる環境にいると、自律神経が血管を収縮させて冬に適した体に変え、また外に出ると今度は暑いので、自律神経が混乱して機能が乱れてくるのです。

クーラーによる低体温症の対策

自律神経の機能の乱れにより体温の調整ができなくなって起こるのが、クーラーによる低体温症です。意識的に冷房をつけない時間帯をつくることも必要です。会社やデパートなどでは無理でしょうから、体を冷やさないよう衣服でこまめに調整してください。また、冷えに負けない体づくりも大切です。
食事が熱のもとになるので、タンパク質がとれる食事を三食とることも必要です。運動の効果もあります。自律神経を整えるためには運動がいいそうです。20~30分ほどの運動をすると、交感神経の働きが活発になって熱を逃さなくなるようです。夏場の20~30分の運動はきついかもしれませんので、毎日5~10分程度の定期的な運動を続けることがいいでしょう。

冷えにくい体をめざす

エネルギーを出しやすく汗をかきやすい体質になれば、冷えにも強い体になります。せめて家にいる間は、冷房を使わない時間をつくったり、冷房のかわりにうちわや扇風機、冷感シートなどのグッズを使ったり、冷たい飲み物ばかりではなく、暖かいお茶をゆっくり飲んだりして調整してください。

まとめ

夏というと熱中症というぐらい、熱中症に対しての対策は色々言われていますが、夏にも低体温症が起こるということは、あまり知られていません。いつでも、どこにいても低体温症になる可能性があることを覚えていて、こまめに衣服で調整するような習慣を身につけてください。

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