【解説】貧血と低体温の深い関係について

冷えや低体温の方は貧血気味の方が多いと言われています。特に女性に多く、めまいがするという方もいます。低体温の方に貧血気味の方が多いのはなぜなのでしょう。貧血と低体温の深い関係についてお話します。

 

貧血と低血圧

貧血と低血圧の人の症状は、ふらふらしたり、めまいや立ちくらみなど症状は似ていますが、全く別のものです。貧血とは体の中の酸素を運ぶヘモグロビンの量が減少している状態の事を言います。簡単に言えば血液が薄くなっている状態です。それに対し低血圧は心臓から押し出された血液が、血管の壁を押す力が弱くなっている状態を言います。全く別物の貧血と低血圧ですが、共通して言える事は代謝が低下するため、低体温になりやすいと言われています。またその逆も言えます。低体温の人は貧血や低血圧になりやすいということです。低血圧の人は末梢の血行が悪く代謝が低下し、貧血の人は血流によって酸素を運ぶ働きが弱いため代謝が低下します。どちらも低体温には深く関係がある事がわかります。

 

貧血と低体温

貧血、低体温のどちらも内臓機能の低下をまねきます。内臓機能が低下すると、なんとなく体調が悪いと感じたり、疲れがなかなかとれないという症状を起こします。ただ疲れているだけだと放っておきがちですが、長く放っておく事は大きな病気の引き金になりかねません。貧血改善にとって鉄分の摂取は必要不可欠ですが、低体温と同様に血流を促進させて、体を温める事も大切です。貧血対策は、血流を促進させて体中に酸素を運んで、内臓機能の向上を図る必要があります。これらは低体温の改善にも役立ちます。貧血や低体温の症状が長く続く事は、体に与える影響が大きいため、できる限り早く改善するように心がけましょう。

 

まとめ

貧血は低体温と深く関係があります。めまいなど、症状が長く続いたり、日常生活に支障があるような症状がある場合は医師への相談も必要です。その場合、血液循環をよくしてくれるような薬が処方されるようですが、薬で一時的に改善させるだけではなく、根本的に体質改善が必要です。低体温や、貧血は即時に治るものではありませんが、改善するように心がけましょう。

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